はじめまして。
ワタシは20代の会社員です。
2年前、ココロを病んで、 今にいたります。 死んでしまっている ココロをよみがえらせたい。 そう思い、 ちょっとでも刺激になればと、 作成しています。 ちゃんと続くか不明ですが、 よかったら見てください。 以前の記事
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ワタシは、料理をするのが嫌いだ。
毎日毎日、家族のために料理を作ってはいるけれど、 毎日毎日、「今日もイマイチだなあ・・・」と思う。 なんで、おいしく出来上がらないんだろう? 母にそのことを話すと、 「お母さんだって、自分で作ったモノは美味しくないよ。」 と言われた。 確かに。 全く、同じ出来栄えであったとしても、 誰かに作ってもらった方が美味しく感じるのかもしれない。 そういうわけで、毎日、 「あー、誰か、ワタシのためにゴハンを作ってくれないかなあ。」 と思いながら、料理を作るutukoである。 料理は嫌いだけど、お菓子作りは好きだ。 単純に、”お菓子を食べるのが好き”なだけなのかもしれないけど。 出来上がりを想像しながら作る楽しみと、 出来上がったときの充実感と、 それを食べるときの幸福感が大好きだ。 学生の頃、まったく料理はできないくせに、「ケーキ教室」に通っていた。 「ケーキ教室」と言っても、「ケイコとマナブ」とかに載っていそうな、 きちんとしたものではなく、 ワタシの先輩のお母さんが先生で、先生のお宅で、 生徒は4、5人限定でお稽古するという、超アットホームなものだった。 とはいえ、先生はすごい人で、お菓子作りの免状?のようなものを持っていて、 超有名職人にも習っていたらしく、 教えて頂くレシピは、どれも本格的なものばかりだった。 そして、先生のお宅の台所は、一般家庭には絶対にないであろう、 大理石の台だとか、職人ばりの器材が揃っていた。 ワタシは、その「ケーキ教室」に通うのが、大好きだった。 先生のお宅は、高級住宅街にある豪邸で、そこに行くだけでも、 なんだかプチセレブ気分である。 到底、普段、自宅で使っているような機能重視のエプロンなど、 持って行く気分になれず、 特別に、毎回アイロンがけした、フリフリのエプロンを持って行っていた。 「ケーキ教室」でケーキを作り終わった後は、 毎回テーマに合わせた、先生のこだわり抜いたテーブルウェアで、 絶妙なタイミングで入れられた紅茶とともに、作りたてのケーキを戴き、 午後の優雅なひとときを過ごす。 それが、一番の楽しみだった。 残念ながら、社会人になってからは、 先生がご主人のために、「休日は教室を開かない」と徹底していたので、 続けることができなくなってしまった。 今も、ワタシがお菓子作りが好きなのは、その「ケーキ教室」で味わった ”非日常的”な感覚を思い出せるからなのかもしれない。 最近は、「簡単にできる」お菓子作りばかりをしている。 しかし、これまでの経験上、 「簡単にできる」=「あまり美味しくできない」 という傾向が強い。 先日も、「たった5分でできる」という、電子レンジでつくるスポンジケーキを 作ってみたのだが、あまり上手くできなかった。 電子レンジだと、本当に、「あっ」という間に出来てしまうのだが、 オーブンでケーキが焼けていくときの、香ばしい香りはなく、 絶妙な時間で”チン”しないと、固くてパサパサ、コチコチになってしまう。 何より、待っている時の、わくわくする感じがなくて、味気ない。 先生から教わったレシピは、手順が面倒なことが多かった。 クリームをホイップすること、ひとつとっても、 ハンドミキサーで、”ガーッ”とやるだけでなく、 仕上げは、必ず、人間の手で、しっかりと泡立ててやる。 面倒だけど、それをすることで、艶やかで滑らかなクリームに仕上がるのだ。 そういった面倒なことがあって、美味しいものが出来上がる。 お菓子作りというのは、面倒なことが美味しいことへ繋がっていく、 それが、楽しいのかもしれない、と思った。 それは、人間も同じなのかもしれない。 面倒なこと、無意味なように思われることをたくさん経験している人ほど、 味わい深い、魅力的な人間になれるのかもしれない。 ワタシも、味わい深い人間になれたらいいな。 1日1クリック ご協力 お願いします
by utuko
| 2005-01-22 19:04
| ・ 日常
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